九十九由基の死亡は確定?死亡シーンと復活説について解説【呪術廻戦】

九十九由基は羂索との激闘で身体を二分され、最後は自らをブラックホールと化して消滅しました。

しかし決定的な死亡シーンが描かれていないことや、時空操作の可能性。
さらには式神・凰輪への魂移動説など、生存を期待させる要素が残されていました。

本記事では特級呪術師・九十九由基の死亡説や、復活の可能性について詳しく解説します。

目次

九十九由基の死亡は確定か?最後のシーンと背景

九十九由基の死亡シーン解説

九十九と羂索の壮絶な戦いでは、九十九が身体を二分されるという衝撃的な展開がありました。

しかし、上半身と下半身が切り離されても生命を保っていた九十九の姿に、羂索は驚きを隠せません。

さらに、九十九は自身の術式である「仮想質量付与」を駆使し、自らをブラックホールへと変貌させました

そして、ブラックホールで高等の地下施設を崩壊させ、羂索を巻き込んだのです。

九十九由基は何巻何話で死亡した?

九十九由基の死亡は単行本23巻の208話で描かれています。

九十九由基が生み出したブラックホールは、周囲の物質を強力な引力で吸収し、高専の建物を破壊しました。

しかし羂索は虎杖の母親から受け継いだ「反重力機構(アンチグラビティシステム)」を使用。

通常は術式反転で重力を付与する能力ですが、羂索は順転で使用することでブラックホールの重力を無効化しました。

死亡理由や致命傷について

九十九由基は脹相のサポートを受けながら、天元と共に羂索の領域展開の攻略を試みます。

領域展開を天元が分解し、術式を使用不能にした羂索を九十九由基が倒すという戦略でした。

しかし、羂索の領域展開は外殻を用いない領域で分解が不可能だったため、作戦は失敗。

九十九由基は高密度に圧縮された「うずまき」によって腹部に致命傷を負います。

羂索の術式が「重力」であることを見抜いていた九十九由基でしたが、想定外の展開により最期を迎えることになりました。

九十九由基の復活・生存の可能性【考察】

反転術式や時間操作の可能性

反転術式の使用者は、頭部が無事であれば身体の損傷を回復できる可能性があります。

九十九由基は「重力も質量も時間も突き詰めれば」という意味深な言葉を残しており、時空操作の能力を獲得した可能性がありました。

アインシュタインの理論によれば、重力は時空を歪めるとされています。

九十九由基は仮想質量付与の術式を応用し、時間操作を習得したかもしれません。

死亡シーンが描かれていない理由

九十九由基は腹部への致命傷、身体の二分、ブラックホール化による自爆という3つの致命的な状況に直面しました。

作中では決定的な死亡シーンが描写されていないため、生存の可能性が残されています。

通常であれば1つでも致命傷となる状況ですが、九十九由基の特殊な能力により生き延びた可能性も考えられます。

凰輪(ガルダ)や魂移動説

九十九由基は式神の凰輪(ガルダ)に自身の魂をコピーした可能性があります。

九十九由基は「魂の研究記録」を残しており、魂について深い知識を持っていたと推測可能です。

降霊術の例にあるように、魂のコピーは技術的に可能でしょう。

肉体が消滅しても、魂が存在していれば復活の可能性は否定できません。

九十九由基は魂の移動や、保存に関する術式を確立していた可能性も考えられます

九十九由基のプロフィール・背景

九十九由基の術式と能力の紹介

九十九由基の術式「星の怒り(ボンバイエ)」は、自身か式神の凰輪に仮想の質量を付与する特殊な能力です。

質量を付与した攻撃は特級呪霊を一撃で倒すほどの威力を持ち、攻撃速度は質量の影響を受けません。

もちろん、術式の効果を最大限に引き出すには、術師自身の体術の習熟も不可欠です。

式神:凰輪(ガルダ)

九十九由基が呪具化した式神・凰輪(ガルダ)は、術式の対象として唯一認められた存在です。

凰輪に質量を付与することで、遠距離からの強力な攻撃が可能になります。

九十九由基は凰輪の存在により、近距離戦と遠距離戦の両方に対応できる戦闘能力を獲得しました

特級呪術師としての強さ・評価

九十九由基は羂索との戦いで敗北を喫したものの、戦闘環境は空性結界という結界術の得意な相手に有利な状況でした。

九十九由基のブラックホール生成能力は、本来なら地球規模の破壊力を秘めています。

特級呪術師の条件である「国家転覆能力」を十分に満たす実力者であり、領域展開を使用していれば戦況が変わっていたかもしれません。

ただ、羂索の領域展開の性質を天元が誤認していたため、九十九由基は領域を使用せず敗北しました。

元星漿体としての役割

九十九由基は元星漿体として登場しましたが、天内理子以外の「もう一人の星漿体」とは異なる存在であることが示唆されています。

天元が同化を果たした後も、九十九由基が夏油達の前に現れたことからも、天元との同化を果たしていないことは明白です。

星漿体が天元と同化した場合、薨星宮から500年間は離れることができないという規則があります。

九十九由基が自由に行動できている事実は、通常の星漿体とは異なる立場にあると示しているのでしょう。

さらに、天元に対して他の星漿体について質問する際、自身を除外するよう求めた点からも、九十九由基が「もう一人の星漿体」ではないことが裏付けられます。

夏油傑との関係・「戦犯」と言われる理由

九十九由基は懐玉・玉折編で、夏油傑の思想に大きな影響を与えました。

術師としての在り方に悩む夏油傑が「非術師を皆殺しにする」という極端な発言をした際、九十九由基は「アリだ」と肯定的な返答をしてしまいます。

この会話が夏油傑の呪詛師への転向を後押しする形となり、結果として羂索が夏油傑の身体を手に入れることにも繋がりました。

そのため、九十九由基は作中屈指の「戦犯」と呼ばれています。

九十九由基の物語での役割と名言

脹相や天元との関わり

死滅回遊が始まった日本で、高専メンバーは五条悟の解放と羂索への対策を模索していました。

天元は羂索の目的が自身と日本全土の同化にあると考え、情報提供の条件として護衛を要求。

その結果、特級術師の九十九由基と九相図の受肉体である脹相が天元の護衛として残ることになりました。

印象的なセリフ・名言集

「どんな女が好み(タイプ)かな?」

九十九由基の代名詞となった台詞です。

東堂葵の幼少期の回想で初めて登場し、後に夏油傑や羂索との出会いでも同じ言葉を投げかけていました

そのため、読者にとっては、九十九由基と東堂の繋がりを感じさせる言葉となっています。

一見何気ない問いかけに見えて、九十九由基の特異な存在感を象徴する、印象的なセリフですね。

「最高だぜ お兄ちゃん!」

羂索との戦いで、呪霊操術以外の術式を使用させることに成功した脹相への賛辞としてこの言葉を贈りました。

また、脹相の退場時には「泥くさい男は好み(タイプ)だよ」とも付け加えています。

脹相のカッコよさと、九十九由基が現れた頼もしさを感じされる名場面です。

「治さねぇよ!!」

羂索との死闘で致命傷を負いながらも、反転術式での回復を拒否した際の言葉です。

九十九由基は羂索に「治せよ」と反転術式の使用を促されながら、致命傷の身体で必死に戦っていました

九十九由基の不屈の闘志を表現した印象的な台詞となっています。

まとめ

九十九由基は特級呪術師として、仮想質量付与の術式「星の怒り(ボンバイエ)」を操る強力な術師でした。

元星漿体としての立場や、夏油傑の思想転換に関わった過去など、物語の重要な伏線を担う存在でもあります。

羂索との戦いで退場しましたが、決定的な死亡シーンが描かれていないこと。

時空操作の可能性、凰輪への魂移動説など、生存の可能性を示唆する要素も残されています

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