この記事でわかること
- ワンピース1174話「世界最強」の全ネタバレ確定情報
- ロキが変身した黒い竜の正体と悪魔の実の考察
- ソマーズ聖の冷酷な発言とエルバフの子供たちの運命
- ギア5ルフィ・ロキ・ラグニルの揃い踏みの意味
- ブルックとシュリ姫(軍子)の今後の展開考察
- 1175話以降の展開予想と休載情報
ワンピース1174話「世界最強」のネタバレ確定情報をお届けします。2026年2月16日(月)発売の週刊少年ジャンプ12号に掲載される最新話です。
前話で新巨兵海賊団の合体技「轟国」によって護送船が大破し、子供たちの連行は阻止できたかに見えました。しかし軍子のアロアロの実による矢印の拘束は解けておらず、子供たちは港の先端から海雲の穴へ向かって歩き続けています。ソマーズ聖は護送船を失っても一切動じず、「死んでも構わない。また別の巨人の子供を誘拐すればいい」と冷酷に言い放ちました。
リプリーや子供たちの家族が必死に止めようとしますが力及ばず、子供たちを抱きしめたまま全員が海へと落下してしまいます。絶体絶命のその瞬間、ロキが巨大な黒い竜に変身して空から現れ、落下する全員を掴み取って救出しました。今話ではロキの悪魔の実の名前はまだ明かされていません。
ラストでは竜の姿のロキの頭上にギア5のルフィとリスの姿のラグニル(鉄雷)が乗り、MMAの怪物たちに立ち向かう3体の揃い踏みが描かれました。なお、来週は休載で次回1175話は再来週の掲載となります。
この記事では1174話の確定ネタバレに加え、ロキの悪魔の実の正体考察やエルバフ編の今後の展開予想もまとめています。
この記事にはワンピース1174話の重大なネタバレが含まれています。未読の方はご注意ください。
1173話までのあらすじ|1174話を読む前に状況を整理
1174話の内容に入る前に、ここまでの各戦場の状況を整理しておきましょう。エルバフ編は複数の戦場が同時に動いており、前話1173話「戦士の世代」の時点で大きな転換点を迎えていました。冥界で解放されたルフィ、ロキ、ラグニルが陽界に向かう一方、陽界ではゾロが悪魔化した巨人たちを一掃し、ブルックが軍子の正体を暴くなど、反撃の流れが生まれています。しかし子供たちの命は依然として危機にさらされたままです。
各戦場の現在地|エルバフの勢力図を一覧で確認
エルバフの各戦場では同時に複数の戦闘と事件が進行しています。1174話を読む前に、誰がどこで何をしているのかを正確に把握しておくことが重要です。以下にまとめました。
| 場所 | 主な人物 | 状況 |
|---|---|---|
| 樹道8号線 | ナミ、ウソップ、ジンベエ | 軍子の矢印の拘束から脱出済み |
| 樹道8号線 | ロビン | ソマーズのいばらで拘束されたまま |
| 樹道8号線 | サンジ | 合流済み。ロビン救出に向かう可能性 |
| 西の村(六道の辻) | ゾロ、ハイルディン、スタンセン | ゾロの奥義で悪魔化巨人を一掃 |
| 西の村 | ドリー、ブロギー | 黒転支配を受けて同士討ち中 |
| 港付近 | リプリー、オイモたち | MMAの怪物と交戦中 |
| 港付近 | 人質の子供たち | 矢印の拘束で歩かされ続けている |
| 港付近 | ロード、ゲルズ、ゴールドバーグ | 「轟国」でMMA撃破→護送船が大破 |
| 冥界→陽界 | ルフィ、ロキ、ラグニル | 陽界への帰還途中 |
注目すべきは、エルバフ側の戦力が分散している点です。麦わらの一味だけでもゾロは西の村、サンジは樹道8号線、ブルックはイム(軍子)と対峙中と完全にバラバラの状態にあります。世界政府側はイム(軍子)の黒転支配で巨兵海賊団の主力を奪い、ソマーズ聖がいばらでロビンを捕らえ、MMAの怪物が港を制圧するという三重の攻勢をかけています。ルフィ・ロキ・ラグニルの帰還がこの劣勢をひっくり返す最大の鍵です。
1173話「戦士の世代」の重要ポイント
1173話はエルバフ編の戦況が大きく動いた重要な回でした。まずゾロが「三刀流奥義 六道の辻」で、イムに悪魔化された旧巨兵海賊団の巨人たちを一掃しました。通常の攻撃では不死身の悪魔化巨人に対し、覇王色の覇気を纏った斬撃で頭上から攻めるという作戦を実行しています。一方で、かつてエルバフ最強と呼ばれたドリーとブロギーは黒転支配の影響で同士討ちを始めてしまい、エルバフ側の戦力は依然として厳しい状況です。
もう一つの大きな展開が、ブルックが軍子の正体を「シュリ姫」と看破したことです。軍子はブルックがかつて護衛船団の団長を務めていた西の海の王国の王女であり、ブルックの恩人である国王を殺した「父殺しの姫」でした。ブルックがシュリ姫の名を呼んだ瞬間、軍子は一瞬だけ記憶を取り戻し「逃げて」と叫びましたが、すぐにイムに再び支配されています。この一瞬の綻びが今後の鍵になることは間違いありません。
そして港付近では、新巨兵海賊団の三将軍であるロード、ゲルズ、ゴールドバーグが合体技「轟国」を放ち、ルフィたちが倒せなかったMMAを一撃で撃破しました。しかしMMAが吹き飛んだ先にあった護送船が巻き添えで大破するという想定外の展開に。船は壊れたものの、軍子の矢印の拘束は解除されず、子供たちは港の先端に向かって歩き続けています。
ワンピース1174話「世界最強」ネタバレ確定
ここからはワンピース1174話「世界最強」の確定ネタバレ情報をシーン順にお届けします。今話は子供たちの絶体絶命の危機から始まり、ロキの衝撃的な変身を経て、物語がこれまでにないスケールの対決へ突入する転換点となりました。なお扉絵は読者リクエストで「ロジャーがティラノサウルスと食事をしている」場面が描かれています。
止まらない子供たちの行進|港の端から海雲の穴へ
1174話の冒頭は、港の先端に向かって歩き続ける子供たちの姿から始まります。前話で護送船は大破しましたが、軍子のアロアロの実による矢印の拘束は依然として有効でした。矢印は子供たちの体に直接作用しているため、船の存在とは無関係に力が持続しています。子供たちは自分の意志に反して足を動かし続け、護送船の破壊でできた海雲の穴へと一歩一歩近づいていきます。
この展開が恐ろしいのは、目的地であった護送船が消えても矢印が止まらないという点です。1165話で初めてアロアロの実の能力が披露された際には「方向を指定して強制的に移動させる」能力として紹介されていましたが、今話でその持続力と独立性がさらに明確になりました。軍子本人の意識とも切り離されている可能性があり、1173話で一瞬正気に戻った際にも矢印は解除されていません。つまり軍子を正気に戻すだけでは子供たちを救えない可能性すらあります。
ソマーズ聖の冷酷な本性|「死んでもまた誘拐すればいい」
護送船を失ったにもかかわらず、ソマーズ聖はまったく動じていません。それどころか「死んでも構わない。また別の巨人の子供を誘拐すればいい」と冷酷に宣言しました。この発言からソマーズ聖にとって子供たちは「実験素材」もしくは「交渉の道具」にすぎず、個々の命に何の価値も感じていないことが明らかになっています。
ソマーズ聖のこの態度は、天竜人という存在の本質を改めて示すものです。1167話でシャンクスが「聖」の称号を持つ存在として描かれた際には天竜人の中にも多様性があることが示されましたが、ソマーズ聖は真逆の存在です。子供たちの命を消耗品として扱えるのは、800年間にわたって世界の頂点に君臨し続けた天竜人の支配構造に根ざした思考回路にほかなりません。
ソマーズ聖がここで撤退せず、あえて子供の死を容認する姿勢を見せたのには理由があると考えられます。第一に、いばらでロビンを確保しているため、最低限の「成果」は持ち帰れるという計算があること。第二に、エルバフの巨人族に対して「逆らえばこうなる」という見せしめの効果を狙っている可能性があること。第三に、子供たちの落下で家族が動揺し戦線が崩れれば、MMAによる制圧がさらに容易になるという戦術的判断があることです。
リプリーと家族の決死の行動|子供を抱きしめたまま落下
子供たちが港の端に迫る中、リプリーと子供たちの家族が必死に行進を止めようとします。巨人族の大人たちが全身の力を込めて子供たちの体を押さえますが、アロアロの実の矢印の力はそれを上回っています。どれだけ力を入れても子供たちの足は止まらず、一歩ずつ確実に穴に近づいていきます。
止められないと悟った家族たちは、ある決断をします。子供たちを離すのではなく、抱きしめたまま一緒に落ちることを選んだのです。我が子を一人で死なせるくらいなら共に命を落とすという、親としての究極の選択でした。リプリーも家族たちも、涙を流しながら子供たちをきつく抱きしめ、そのまま全員が海雲の穴へと落下していきます。
この場面が重いのは、エルバフの巨人族が「戦士の誇り」を最も大切にする種族だからです。1173話で「母ちゃんたち」が戦場に駆けつけたように、エルバフの親たちは戦って子供を守ることを本能的に選びます。しかし今回の敵は目に見える戦士ではなく「矢印」という不可視の力です。戦って倒せる相手ではないからこそ、最後に残された手段が「共に落ちる」ことでした。1000年以上にわたって戦士の誇りを貫いてきたエルバフの巨人族を、戦うことすらできない状況に追い込んだ世界政府の残酷さが際立っています。
ロキが黒い竜に変身!空から子供たちを救出
全員が落下する絶体絶命の瞬間、ロキが巨大な黒い竜に変身して空から現れ、落下する子供たちと家族を全員掴み取って救出しました。エルバフ王家に伝わる禁断の悪魔の実の完全な獣型がついに披露された瞬間です。
ロキの変身した竜は「黒い」と明言されている点が重要です。1170話では冥界でシルエットのみが描かれ、飛行能力を持つ動物系であることだけが判明していましたが、今話でその全貌が明らかになりました。巨人族の中でも王族であるロキの体格に悪魔の実の変身が加わることで、そのスケールはカイドウの青龍に匹敵するか、あるいは上回る可能性があります。
注目すべきは、今話ではロキの悪魔の実の正式名称が明かされなかったという点です。通常、能力の全貌が披露される回では実の名前が判明することがほとんどです。例えばルフィのヒトヒトの実 幻獣種モデル「ニカ」が判明した1044話、カイドウのウオウオの実 幻獣種モデル「青龍」が判明した999話など、名前の判明は大きな節目として描かれてきました。あえて名前を伏せたということは、その名前自体が物語に重大な影響を持つ可能性を示しています。
竜のロキ・ギア5ルフィ・リスのラグニル|3体揃い踏みでMMAに挑む
1174話のラストは、今後のエルバフ編を象徴する衝撃的な場面で幕を閉じました。竜の姿のロキの頭上にギア5のルフィとリスの姿のラグニル(鉄雷)が乗り、MMAの怪物たちに立ち向かう3体の揃い踏みです。タイトル「世界最強」にふさわしい、圧倒的なスケールの構図といえます。
この3体の組み合わせは偶然ではなく、それぞれが異なる「最強」を体現しています。ルフィは太陽の神ニカの力を持つ「自由の最強」、ロキはエルバフ王家の禁断の実を食べた「巨人族の最強」、そしてラグニルは数百年間にわたって宝物庫を守り続けた「武器の最強」です。この3つが組み合わさったとき、世界政府が800年かけて築いた支配体制に対抗しうる力が初めて一つの場所に揃ったことになります。
もう一つ見逃せないのは、ラグニルがリスの姿で参戦している点です。ラグニルはこれまでハンマーの姿でのみ描かれてきましたが、リス形態での戦闘能力はまったくの未知数です。1171話で悪魔の実の能力を持つことは判明していましたが、リスの姿での自律行動は今話が初めて。ラグニルは単なる武器ではなく、独自の意志を持つ「仲間」として戦場に立っています。
扉絵と休載情報
1174話の扉絵は読者リクエストで「ロジャーがティラノサウルスと食事をしている」という場面です。海賊王ゴール・D・ロジャーが恐竜と並んで食事するというこの扉絵は、リトルガーデンに生息していた恐竜たちを思い出させます。ロジャーもまた冒険の途中でリトルガーデンを訪れ、巨人族のドリーとブロギーに出会ったのかもしれません。
来週は休載です。次回のワンピース1175話は再来週号に掲載予定。エルバフ編が最高潮を迎えつつある中での休載となりますが、竜のロキ・ギア5ルフィ・リスのラグニルの3体がMMAにどう立ち向かうのか、再来週を楽しみに待ちましょう。
考察①|ロキの悪魔の実の正体は?黒い竜の能力を徹底検証
1174話最大の謎は、ロキが変身した黒い竜の正体です。エルバフ王家に数百年間封印されていた「禁断の悪魔の実」の名前は今話でも明かされませんでした。しかし黒い竜の姿、エルバフの世界観、そしてラグニルとの関係性から、その正体に迫る手がかりは複数存在します。ここでは3つの仮説を根拠とともに検証していきます。
仮説A|黒い竜=ニーズヘッグ(世界樹の根を噛む闇の竜)
最有力候補はリュウリュウの実(もしくはヘビヘビの実)幻獣種モデル「ニーズヘッグ」です。この仮説を支える根拠は3つあります。
第一に、エルバフの世界観と北欧神話の対応関係です。エルバフは巨大な世界樹を中心に陽界・冥界・天界の三階層で構成されています。北欧神話の世界樹ユグドラシルの根元にはニーズヘッグという黒い竜が棲みつき、根を噛み続けているとされています。エルバフの世界樹にまつわる悪魔の実であれば、ニーズヘッグとの関連が最も自然です。
第二に、ラグニルのリス形態との対の関係です。北欧神話ではユグドラシルの枝の間を駆け回るリス「ラタトスク」が登場し、このリスは頂上に住む鷲とニーズヘッグの間で言葉を運ぶ伝令役を担っています。ラグニルのリス形態はまさにラタトスクに対応しており、ロキの竜がニーズヘッグならば、ニーズヘッグ(ロキ)とラタトスク(ラグニル)は神話上で対の関係にあることになります。1174話のラストで竜のロキの頭上にリスのラグニルが乗っていたのは、まさにこの神話の構図そのものです。
第三に、「黒い」竜であることです。ニーズヘッグは北欧神話で「闇を纏う竜」「死者を喰らう竜」として描かれ、その体は黒く表現されることが多い存在です。ロキの竜が明確に「黒い」と描写されている点は、ニーズヘッグとの一致を強く示唆しています。
仮説B|カイドウの青龍とは完全に別系統の「西洋竜」
ロキの竜の正体を考える上で、カイドウの青龍との比較は避けて通れません。両者の違いを整理すると、ロキの実がカイドウとはまったく別の系統であることがわかります。
| 比較項目 | カイドウ | ロキ |
|---|---|---|
| 悪魔の実 | ウオウオの実 幻獣種モデル「青龍」 | 名称不明(動物系・飛行可能) |
| 変身した姿 | 東洋的な龍(長い胴体、手足が短い) | 黒い竜(西洋的な翼を持つ可能性) |
| 色 | 青 | 黒 |
| 神話的モデル | 中国の青龍(四神の一つ) | 北欧のニーズヘッグ(世界樹の竜) |
| 入手経緯 | ゴッドバレーでリンリンから奪取 | エルバフ王家の宝物庫から |
ワンピースの世界では「龍(りゅう)」と「竜(ドラゴン)」が区別されている点は重要です。カイドウは「龍」と表記され東洋の蛇のような長い胴体を持つ存在でした。一方でロキの姿は海外情報で「ドラゴン」と表現されており、翼を持つ西洋的な竜に近いと考えられます。エルバフが北欧神話をモデルにしている以上、西洋の竜であることは自然な設定です。
また実の分類についても、カイドウの「ウオウオの実」は魚から龍に至るという「鯉の滝登り」の伝説がモデルでした。ロキの実が別系統であるならば、「リュウリュウの実」の幻獣種、あるいはまったく新しい名称の実である可能性があります。尾田先生が名前を伏せている以上、実の名前自体に読者を驚かせる仕掛けがあると考えるのが妥当です。
仮説C|「禁断」の意味から考える最強の動物系
この悪魔の実がエルバフで「禁断」とされ、数百年間封印されていた理由は何でしょうか。ここには3つの可能性が考えられます。
第一の可能性は、実の力が強大すぎて制御できないというパターンです。巨人族の体格と竜の変身が組み合わさった場合、その破壊力は島一つを消滅させるレベルに達する可能性があります。エルバフの巨人族が自ら封印したということは、かつてこの実が制御不能な被害を出した歴史があるのかもしれません。
第二の可能性は、世界政府がこの実の存在を恐れて封印を要求したというパターンです。800年前の空白の100年において、世界政府がエルバフとの取引の条件として封印を求めた可能性があります。1168話の過去編でエルバフと世界政府の複雑な関係が描かれていましたが、この悪魔の実の存在もその交渉材料だったのかもしれません。
第三の可能性は、この実がニカの実と同格の「神話に関わる実」だというパターンです。ルフィのヒトヒトの実 幻獣種モデル「ニカ」は世界政府が800年間その存在を隠し続けてきた実でした。ロキの実もまた、世界政府にとって「存在してはならない実」だとすれば、名前が明かされない理由も「禁断」とされた理由も説明がつきます。
考察②|「世界最強」が意味するもの|タイトルの真意を読み解く
1174話のタイトル「世界最強」は、現在のワンピースにおける力の構図を根本から問い直す言葉です。これまでワンピースで「世界最強」の称号が与えられてきたのは、白ひげ(世界最強の男)とカイドウ(世界最強の生物)の2人でした。この称号が1174話のタイトルに使われた意味は何なのか、3つの視点から考察します。
タイトルが指す対象は誰か|3つの解釈
解釈1:ロキ単体を指している場合。エルバフ王家の禁断の悪魔の実+巨人族の王族の体格という組み合わせは、純粋な戦闘力において白ひげやカイドウに匹敵する可能性があります。ロキの懸賞金は26億ベリーですが、これは6年前にシャンクスに捕獲された時点での評価です。竜の変身を含む本来の実力が発揮されれば、その評価はさらに上がるはずです。
解釈2:3体の共闘を指している場合。ルフィ(太陽の神ニカ)+ロキ(黒い竜)+ラグニル(鉄雷のリス)の3体が合わさったとき、その戦力は「世界最強」と呼ぶにふさわしいものになります。ニカの能力は周囲に自由を与え、ゴムの特性で攻撃を変幻自在に操ります。竜の巨体と飛行能力、ラグニルの戦闘能力が組み合わされば、MMA程度の怪物は相手にならないでしょう。
解釈3:世界政府の冷酷さに対する「最強の反撃」を意味する場合。ソマーズ聖が子供の命を切り捨てた直後にロキが現れ救出したこの一連の流れこそが「世界最強」なのかもしれません。800年間世界を支配してきた天竜人の冷酷な論理に対して、命を懸けて子供を救う者たちの意志こそが「最強」であるという、物語のテーマに直結する解釈です。
白ひげは「世界最強の男」、カイドウは「世界最強の生物」と呼ばれていました。ロキの場合、巨人族+竜の変身という「人間でも純粋な生物でもない」存在です。もし「世界最強の怪物」のような新たな称号が与えられるとすれば、それはロキの力が既存の枠組みに収まらないことを意味します。
ロキの懸賞金26億ベリーとシャンクスとの因縁
ロキの懸賞金は26億ベリーと判明しています。この数字は6年前にシャンクスがロキを捕獲した時点での評価であり、当時のシャンクスが四皇入りを果たすきっかけの一つになりました。26億という金額は現在の四皇の懸賞金に迫る水準です。
ここで注目したいのは、シャンクスがロキの竜の姿を見た上で捕獲に成功したのか、それとも竜に変身する前に捕らえたのかという点です。もしシャンクスが竜のロキを正面から倒して捕獲したのであれば、シャンクスの実力は現時点で明かされている以上に凄まじいことになります。逆にロキが変身前に捕らえられたのであれば、何らかの策略や取引があった可能性が浮上します。
いずれにせよ、竜の姿のロキを目の当たりにしたシャンクスが今後どう動くかは、エルバフ編の大きな伏線です。1167話でシャンクスが「聖」の称号を持つ存在として描かれたことを踏まえると、シャンクスとロキの因縁は単なる海賊同士の争いではなく、天竜人とエルバフ王家という800年にわたる権力構造の中で捉え直す必要があるかもしれません。
考察③|ブルックとシュリ姫(軍子)の今後|イムの支配を打ち破る鍵
1174話の主軸はロキの変身と子供たちの救出でしたが、エルバフ編全体で見ればもう一つの重要な軸が存在します。それがブルックとシュリ姫(軍子)の関係です。1173話で軍子が一瞬だけ正気を取り戻したことは、イムの黒転支配に初めて「綻び」が生じたことを意味します。この綻びを広げられるのはブルックだけである理由を3つの観点から考察します。
一瞬の正気が意味するもの|イムの支配は完全ではない
1173話で軍子が一瞬だけ記憶を取り戻した事実は、これまでの黒転支配の描写を根本から覆す出来事でした。その理由は3つあります。
第一に、黒転支配を受けた者が自力で正気に戻った前例がないということです。ドリーやブロギーをはじめ、悪魔化された巨人たちは外部からの覇王色の覇気以外では元に戻れないとされてきました。軍子がブルックの声に反応して記憶を取り戻したことは、覇王色の覇気以外にも対抗手段が存在することを初めて示しました。
第二に、軍子の反応がブルックの「名前を呼ぶ」という行為に対してのみ起きた点です。軍子はこれまで多くの巨人族や麦わらの一味と接触してきましたが、記憶の綻びは見られませんでした。ブルックだけが反応を引き出せたのは、シュリ姫にとってブルックが特別な存在だからです。西の海の王国でブルックは護衛船団の団長としてシュリ姫の成長を見守ってきた人物であり、その記憶は黒転支配をもってしても完全には消せなかったことになります。
第三に、軍子が「逃げて」と叫んだことです。記憶が戻った瞬間、軍子は自分のことではなくブルックの身を案じています。これはシュリ姫としての人格がイムの支配下でも生き続けていることの証拠であり、完全な洗脳ではなく「上書き」に近い状態であることを示しています。
ブルックのヨミヨミの実がイムへの対抗手段になる可能性
ブルックがイムの支配に対抗できる可能性は、ヨミヨミの実の特性に根ざしています。その根拠を3点挙げます。
第一に、ブルックは一度死んで蘇った存在だということです。イムの黒転支配は対象者に「不死身の体」を与えますが、ブルックはすでに死を経験しています。ヨミヨミの実の能力者であるブルックにとって「不死身」は通常の意味を持ちません。これはイムの能力体系において想定外の存在であることを意味します。1173話でイム(軍子)がブルックを攻撃した際にブルックが耐えたことも、この特性が関係している可能性があります。
第二に、ヨミヨミの実は魂に作用する能力だということです。黒転支配は対象者の肉体を悪魔化させ、精神を支配するものですが、ブルックの能力は魂そのものに作用します。肉体と精神の支配とは異なる「魂」という第三の領域にアクセスできるブルックは、イムの能力が届かない次元で戦えるかもしれません。
第三に、ブルックの音楽です。ブルックは剣士であると同時に音楽家であり、魂の込もった音楽を奏でることができます。万国(トットランド)編ではビッグマムの能力に対して「臆さぬ者には効かない」ことを証明しましたが、今回はさらに踏み込んで、音楽がシュリ姫の魂に直接届く可能性があります。シュリ姫がブルックの声だけに反応した以上、ブルックの音楽がイムの支配を突き破る鍵になる展開は十分に考えられます。
1174話に対するSNSの反応
1174話の早バレ情報が流れると、SNS上ではファンの間で大きな反響が広がりました。特にロキの竜変身、ソマーズ聖の発言、3体揃い踏みのラストについて多くの声が寄せられています。
ロキの竜の姿やばすぎる…!黒い竜ってニーズヘッグじゃん…!エルバフの世界樹との関係が完全に北欧神話なぞってて鳥肌立った🔥🐉 ラグニルのリス=ラタトスクとの対比も美しすぎる #今週のワンピ #ワンピース1174話
— 考察好きのD (@D_kousatsu_OP) February 16, 2026
ソマーズ聖の「死んでもまた誘拐すればいい」って台詞、天竜人の気持ち悪さが凝縮されてて吐きそう😭 でもそこからのロキ登場→子供救出の流れで泣いた。親が子供を抱きしめたまま落ちるところ…尾田先生えぐい… #ワンピース1174話 #ソマーズ
— ワンピ毎週号泣マン (@op_nakimushi) February 16, 2026
竜ロキ+ギア5ルフィ+リスのラグニルの揃い踏み、これが「世界最強」ってことでしょ!!カイドウの青龍とはまた違う系統の竜っぽいし、来週休載なのが辛すぎるけどこの3体の共闘楽しみすぎる🔥🔥🔥 #今週のワンピ #ロキ #ルフィ
— グランドライン航海日誌 (@GL_logbook) February 16, 2026
1175話以降の展開予想|来週は休載
1174話のラストで3体の揃い踏みが描かれたことで、エルバフ編は反撃編に突入したと言えます。来週は休載ですが、1175話以降の展開を複数のパターンで予想します。
展開予想A|ロキ・ルフィ・ラグニルの3体が対MMA戦を圧勝する
最もストレートな展開は、1175話で3体の共闘によるMMAの怪物たちの殲滅です。この予想を支持する根拠は3つあります。
第一に、物語の構造上、ここでMMA戦を長引かせる理由が薄いことです。エルバフ編の真の敵はイム(軍子)とソマーズ聖であり、MMAは障害物にすぎません。前話で新巨兵海賊団の「轟国」がMMAを一撃で倒せた実績があることから、ルフィ・ロキ・ラグニルの3体が相手にすれば1〜2話で決着がつくと考えられます。
第二に、ロキの竜の能力をここで存分に見せる必要があるためです。1174話で変身を披露しましたが、実際の戦闘はまだ描かれていません。1175話ではロキの竜の攻撃手段(火炎、カギ爪、尾での薙ぎ払いなど)が初披露される見せ場として機能するはずです。
第三に、ラグニルのリス形態の戦闘も初お披露目になる可能性です。ラグニルは数百年にわたって宝物庫を守り続けた存在であり、その戦闘力は未知数です。ハンマーとしてではなく自律した戦士として戦うラグニルの姿が、1175話の見どころの一つになるでしょう。
展開予想B|ソマーズ聖がロビンを盾にして戦局を膠着させる
MMAを突破しても、ソマーズ聖がロビンを人質として利用する可能性は極めて高いと考えられます。
1174話でソマーズ聖が「死んでもまた誘拐すればいい」と言い放つ冷酷さを見せたことから、この男は合理的な判断で次の手を打つタイプです。子供の誘拐が失敗した以上、残された切り札はいばらで拘束しているロビンです。ロビンはポーネグリフを読める唯一の生存者であり、世界政府にとっては子供たち以上に価値のある「資産」です。
ここで重要になるのがサンジの動向です。サンジは樹道8号線で合流済みであり、ロビンが拘束されている場所に最も近い麦わらの一味メンバーです。1175〜1176話あたりでサンジ対ソマーズ聖の対決が始まる展開は十分にあり得ます。サンジがロビンを救出するには、ソマーズ聖のいばらを突破する必要がありますが、サンジの「イフリート・ジャンブ」の炎がいばらに対して有効に働く可能性は高いでしょう。
展開予想C|ブルックとイム(軍子)の対決本格化
1173話でブルックがシュリ姫の記憶を一瞬呼び覚ましたことで、ブルック対イム(軍子)という異色の対決が成立する条件が揃いました。
この対決が成立すると予想する理由は3つあります。第一に、覇王色の覇気以外でイムに対抗できる可能性を示したのがブルックだけであること。第二に、ブルックとシュリ姫の過去の因縁がまだ完全には描かれておらず、回想が入る余地があること。第三に、麦わらの一味の中でブルックは「個人の宿敵」がまだ存在しておらず、物語の構成上ここで大きな見せ場が与えられるタイミングであることです。
仮にブルック対イム(軍子)の戦いが1176〜1178話あたりで展開されるとすれば、その中でシュリ姫の過去——なぜ「父殺し」と呼ばれるのか、なぜ数十年経っても老いないのか、いつイムに支配されたのか——が回想として描かれる可能性が高いです。この回想はブルック自身の過去編としても機能し、西の海時代のブルックが護衛船団の団長として何を守り、何を失ったのかが初めて明かされることになるでしょう。
エルバフ編の戦場は大きく3つに分かれつつあります。「港周辺のルフィ・ロキ・ラグニル vs MMA」「樹道8号線のサンジ vs ソマーズ聖」「ブルック vs イム(軍子)」です。それぞれが同時進行で描かれる場合、1175〜1180話あたりまでに各戦場の決着が見え始めると予想されます。
まとめ|ワンピース1174話「世界最強」の要点
ワンピース1174話「世界最強」は、エルバフ編が絶望から反撃へと転じる決定的な転換点でした。ソマーズ聖の冷酷な宣言、子供たちの落下、そしてロキの黒い竜への変身——この一連の流れが「世界最強」というタイトルの意味を重層的に体現しています。
最も衝撃的だったのは、やはりロキの黒い竜への完全変身です。エルバフ王家に数百年間封印されていた禁断の悪魔の実の全貌がついに姿を現し、その名前すら明かされないまま物語が進んだことで、今後の展開への期待は最高潮に達しています。北欧神話のニーズヘッグとの関連性、カイドウの青龍との差別化、そして「禁断」とされた理由の解明はまだこれからです。
同時に見逃せないのが、ソマーズ聖の「死んでもまた誘拐すればいい」という発言です。天竜人の冷酷さを象徴するこの言葉は、世界政府とエルバフの対立が「力」だけでなく「命に対する価値観」の根本的な衝突であることを示しました。我が子を抱きしめたまま落ちていく家族たちの姿と、それを見て何も感じないソマーズ聖の対比は、エルバフ編が描こうとしているテーマの核心です。
来週は休載ですが、1175話以降はルフィ・ロキ・ラグニルの3体によるMMA戦、サンジによるロビン救出、ブルック対イム(軍子)の対決という3つの戦線が同時に動き出す見込みです。「世界最強」の反撃がどこまでエルバフの運命を変えるのか、再来週の1175話を楽しみに待ちましょう。
今話の要点を改めて整理します。
- 軍子の矢印は護送船が壊れても解除されず、子供たちが海雲の穴へ落下
- ソマーズ聖が「死んでもまた誘拐すればいい」と冷酷に宣言
- リプリーと家族が子供を抱きしめたまま共に落下
- ロキが黒い竜に変身して空から全員を救出(悪魔の実の名前は未判明)
- ラストは竜ロキ・ギア5ルフィ・リスのラグニルの3体が揃い踏み
- 扉絵は「ロジャーがティラノサウルスと食事」の読者リクエスト
- 来週は休載。次回1175話は再来週号に掲載予定
